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《平成30年4月8日 津大会 於塔世山四天王寺》
4月8日に、津市の塔世山四天王寺において伊勢国際宗教フォーラム津大会が開催されました。
当日は降誕会・花まつりの日にあたっていたこともあって、「花と宗教」というテーマを掲げ、午前11時から四天王寺54世住職倉島隆行師による花まつり法要の後、お釈迦様がお生まれになった4月8日降誕会についての法話を拝聴しました。
昼食・休憩をはさんで、皇學館大学大学院特別教授で三重県文化財保護審議会会長(大会当時)も務められている櫻井治男先生より、三重県の祭り・行事と埼玉県秩父市の花御堂行事についての講演がありました。
続いて、文筆家・千種清美先生も加わって、倉島住職、櫻井教授との間で鼎談が行われました。当日は四天王寺の檀家の方々や地元の参加者の皆様が本堂にあふれ、まさに「花と宗教」にまつわる質疑応答に花が咲きました。
《平成30年11月17日、18日 第12回年次大会 於皇學館大学》
本年度も例年の通り、聖地見学会を17日に行いました。
内宮の荒木田神主とご縁の深い田宮寺を参拝し、国の重要文化財でもある十一面観音立像の拝観の栄に恵まれました。また、朝日新聞の創刊に携わった村山龍平氏を顕彰する記念館、畿内の茶人三傑の一人と謳われる金森得水別邸の玄甲舎などを訪れました。
18日は、昨年に引き続き「宗教とことば」という主題のもとに「きく、きこえる、共感する」という副題を設定して、年次大会を開催しました。筑波大学名誉教授の塩尻和子先生、全国曹洞宗青年会の高橋悦堂先生・酒井禅悦先生、皇學館大学教授の中山郁先生よりご講演をいただきました。また今大会では講演後に、司会に文筆家の千種清美先生、登壇者に皇學館大学特別教授の櫻井治男先生を加えて、シンポジウムを開催しました。その際、来場者からの質問用紙も参照しつつ、双方向的で活発な議論が行われました。
※ 第8回年次大会より、大会の記録集を作成しております。現在第8回記録集、第9回記録集、第10回・11回記録集の三冊を発刊しています。残部に限りがありますが、いずれも一部500円で販売しております。ご関心をお持ちの方は、当フォーラムまでお問い合わせください。